IVEをはじめとする所属アーティストの活躍によって、Starship Entertainment(スターシップエンターテインメント)の事業規模が大きく拡大しています。
2025年の売上高は1700億ウォンを突破。
一方で営業利益は前年から半分以上減少しており、売上の成長に対して費用の増加が大きくなっています。
韓国メディアMTNによると、金融監督院の電子公示システムに基づく2025年のスターシップの別途基準の売上高は1731億7119万ウォン。
前年から26.3%増加しました。
一方、営業利益は106億4485万ウォンで、前年から52.8%減少。
純利益も175億1693万ウォンから113億4964万ウォンへ35.2%減少しました。
注目したいのは、スターシップが単純に業績を落としているわけではないという点です。
むしろ売上高は大きく伸びています。
その中心となっているのが、スターシップを代表するグループへと成長したIVEです。
IVEは2025年も韓国での音楽活動だけでなく、日本を含む海外での活動や公演などを展開。
スターシップにとって、IVEは現在の事業を支える重要なアーティストとなっています。
その一方で、スターシップはIVEだけに依存するのではなく、次の世代を担う新しいアーティストの育成にも力を入れています。
2025年には、IVE以来となる新たなガールズグループKiiiKiiiがデビュー。
KiiiKiiiは3月に1st EP『UNCUT GEM』をリリースし、その後も継続的に音楽活動を展開しました。
さらに2025年9月には、約5年ぶりとなる新ボーイズグループIDIDがデビュー。
1st EP『I did it.』を発表し、スターシップの新たな男性グループとして活動をスタートさせました。
そして2026年には、スターシップと日本のアミューズが共同で韓国・日本の7人組ボーイズグループAENをデビューさせています。
AENは2026年8月に1st EP『A NEW ERA OF NOW』をリリースし、日本での活動も積極的に展開しています。
つまりスターシップでは、IVEが大きな売上基盤を作る一方で、KiiiKiii、IDID、AENといった次世代アーティストへの投資が続いている状況です。
これらの新人グループをデビューさせるには、トレーニングだけでなく、アルバム制作、MV、プロモーション、スタッフ体制、海外活動など、さまざまな費用が必要になります。
そのため、現在の利益率低下を単純に「業績が悪い」「新人グループが負担になっている」と見るのは適切ではありません。
むしろスターシップは、IVEによって拡大した事業基盤を利用しながら、次のスターを育てるための投資を積極的に行っている段階と見ることができます。
実際、2025年のスターシップは売上高が26.3%増加した一方、営業費用はさらに大きなペースで増加しました。
営業費用は約1145億ウォンから約1625億ウォンへと増加しており、売上の拡大と同時に会社全体の活動規模も大きくなっていることが分かります。
また、スターシップは2025年に約590億ウォン規模の土地・建物の取得も決定しています。
こうした動きからも、現在のスターシップは既存アーティストの活動だけでなく、会社そのものの事業基盤を拡大している時期だと考えられます。
一方で、ここから重要になるのが「投資した新人たちがどこまで成長するか」です。
IVEが現在のスターシップを代表する存在として大きな売上を生み出し、その間にKiiiKiii、IDID、AENらが次の柱へと成長していけば、スターシップにとって大きな意味を持つことになります。
特にIVEは、2021年のデビューからわずか数年でスターシップを代表するグループへと成長しました。
現在のスターシップが積極的に新人を投入しているのも、IVEに続く新たな成功例を作りたいという狙いがあると考えられます。
もちろん、新人グループへの投資が必ずしも同じような成果につながるとは限りません。
それでも、IVEが築き上げた現在の基盤を次世代へつなげようとしていることは、スターシップの現在の動きからも見て取れます。
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