ILLITの楽曲盗作疑惑をめぐり、関連動画を投稿していたYouTuberに対して裁判所がHYBEへの損害賠償を命じる判決を下し、K-POP業界における根拠のない主張の拡散問題が改めて注目されています。
4月7日、ソウル西部地方裁判所は、YouTuber「A」を相手取って起こされた損害賠償訴訟でHYBE側の主張を認め、Aに対し1500万ウォン(約160万円)の賠償金支払いを命じたと報じられました。
この騒動は、2024年4月にHYBEと元ADOR代表のミン・ヒジンとの間で経営をめぐる対立が表面化した時期にさかのぼります。当時Aは、約6か月にわたりHYBEを批判する動画31本を投稿していました。
Aは、ILLITがNewJeansの振り付けを盗作したと主張し、比較動画を公開。「盗作の証拠を入手」「盗作素材」といった表現を用いて拡散していました。
HYBEは2024年12月、3億ウォンの損害賠償を求めて提訴。裁判では、これらの動画に虚偽情報が含まれ、企業イメージを損ない業務を妨害したと主張しました。
裁判所は、Aが内容の正確性を十分に確認せず動画を公開したと認定。盗作疑惑については、当時論争があったこと自体は認めつつも、ILLITがNewJeansの振り付けをコピーしたと断定できる証拠はないと判断しました。
また、NewJeansとADORの専属契約をめぐる既存判決にも触れ、ハニに関する「無視指示」についても裏付ける証拠は不十分としました。
さらに、ILLITの実力を批判する動画についても名誉毀損にあたると判断。これらの動画は10万回から800万回再生されており、HYBEの評判への影響は小さくないと指摘しました。
HYBEは当初3億ウォン(約3,200万円)の賠償を求めていましたが、裁判所は動画内容、再生数、拡散規模、HYBEの業界内での地位などを総合的に考慮し、1500万ウォンの賠償を認めました。
・裁判所「NewJeansとILLITの類似性、事実誤認とは言えない」



