HYBEのパン・シヒョク議長、不公正取引疑惑について、社員にメールで謝罪

IPOプロセスにおける詐欺行為の疑惑に直面しているHYBEのパン・シヒョク議長は、この問題について言及し、社内の社員に正式に謝罪しました。

HYBEの創業者であるパン・シヒョク氏は、2019年にIPOの計画がないと投資家を欺き、後に自身が関与するプライベートエクイティファームが設立した特別目的会社（SPC）に株式を売却したとして捜査を受けています。

金融委員会傘下の証券先物委員会は7月16日にパン氏を検察に送致し、国税庁も7月29日にHYBEに対する税務調査を開始しています。

8月6日、パン・シヒョク議長はHYBEの全社員に次のようなメールを送信しました。

「昨年からの一連の出来事に加え、今回、私の個人的な問題も加わり、会社と私の名前が繰り返しネガティブな報道に取り上げられました。HYBEの一員であることを誇りに思ってくださっている多くの皆様が、どれほどの混乱、喪失感、そして不安を感じているのか、想像に難くありません。創業者兼会長として、深い責任を感じており、このような状況によってご迷惑とご心配をおかけしたことを、社員の皆様に心よりお詫び申し上げます。

この件がどれほど多くのご心配をおかけしているか、重々承知しております。しかしながら、この数ヶ月間は、疑惑や論争に迅速に対応できず、大変辛い思いをいたしました。また、本来であれば創作活動やビジネス活動に専念できるはずのクリエイターやアーティストの皆様が、私の個人的な問題によって間接的な影響を受ける可能性に、深い罪悪感を覚えております。私自身もクリエイターの一人として、この状況はなおさら心を痛めています。現在、正式な調査が進行中であるため、発言には慎重になり、沈黙を守っていることについてご理解を賜りますようお願い申し上げます。

個人的な問題で会社と業界に負担をかけ続けるわけにはいかないことは、誰よりも私自身が理解しています。所属アーティストのカムバックと会社の将来を見据えた音楽プロジェクトや事業拡大のため、長期間海外に滞在しざるを得ませんでしたが、当局の捜査に全面的に協力するため、緊急の会議やスケジュールを一時中断し、近日中に韓国に戻る予定です。金融当局の捜査の際にも詳細な説明を行ったように、今後も引き続き説明を続け、現在進行中の捜査にも誠実に協力していきます。この過程で真相が明らかになると信じ、当局の判断を謙虚に待ちたいと思います。

混乱の中、揺るぎない役割を担い続けてくれたHYBEメンバーの皆様に、心から感謝申し上げます。皆様の献身的な姿勢、情熱あふれるクリエイターたちの飽くなき探求心、そしてアーティストたちの輝かしい作品こそが、HYBEの原動力です。国内外で私たちが成し遂げている輝かしい成果は、皆様一人ひとりの努力があってこそです。音楽という無形資産を通して、世界に通用するコンテンツ産業を築き上げようとする皆様の才能と誠実さに、深く敬意を表します。

私自身の問題が皆様の才能、能力、そしてチャレンジ精神を阻害することのないよう、この件について説明と解決に全力を尽くします。皆様が創作活動と事業活動に専念できるよう、尽力していくことが私の役割であることを、決して忘れません。HYBEの他のメンバーと同様に、私も謙虚さと絶え間ない反省を持ち続け、音楽と業界の発展に尽力してまいります。

ネットユーザーの反応