ADOR、NewJeansに対し専属契約の有効性を確認する訴訟を提起公式声明全文

ADORは11月5日、プレスリリースを通じて「12月3日に締結した当社所属アーティストのNewJeansとの専属契約が依然として有効であるという法的確認を得るため、有効性確認訴訟を起こした」との声明を公表しました。

ADORは「当社は所属アーティストの問題が法的判断で解決されることを望まなかったが、当社とアーティスト間の専属契約が一方当事者の主張のみで軽々しく解除されるものではないことをアーティストおよび関係者に確認する必要があると感じ、やむを得ない決定と判断した」と説明しました。

ADORは「NewJeansとの活動に対するADORの立場は変わらない。専属契約の有効性に対する裁判所の判断を求めることとは別に、アーティストらと十分かつ誠実な話し合いが絶対に必要だと考えている」とし、「ADORの役員およびスタッフらの再三にわたる真摯な要請にもかかわらず、まだアーティストらとコミュニケーションをとる機会は得られていないが、アーティストらと当社との間に生じた不必要な誤解を解消するために継続的に努力する」と付け加えました。

NewJeansは11月29日、0時をもってADORとの専属契約を解除すると発表。NewJeansは「HYBEとADORが契約違反をしたため、訴訟なしで契約を解除する。専属契約に違反していないため、違約金を支払う理由がない」と述べ独自に活動を開始しました。

これを受けてADORはNewJeansとの専属契約が有効であると主張し、12月3日、ソウル中央地方法院にアーティストを相手に専属契約有効性確認訴訟を提起しました。

以下、ADORの公式声明全文です。

こんにちは、ADORです。

当社は専属契約が有効であるという法的確認を受けるため、12月3日、ソウル中央地方法院に当社所属アーティストであるNewJeansとの専属契約有効性確認訴訟を提起した。

当社は、法的判断でアーティストとの問題が解決されることを望まなかったが、当社とアーティスト間の専属契約が一方の主張に基づいて軽々しく解除できるものではないことをアーティストおよび関係者に確認する必要があると判断し、やむを得ない決定を下した。何よりも、アーティストと会社との健全な信頼関係のもとに成長してきたK-POP産業、さらには韓国大衆文化産業の基盤を守るために、裁判所の判決を明確に求めたいと思います。

このようなニュースを伝えるのは心苦しいですが、これはアーティストが法的に専属契約が解除されたと誤解し、現在の専属契約に違反した芸能活動を行ったり、国内外の業界関係者に予期せぬ損害と混乱を与えたりすることを防ぐためです。

今日のK-POPは、アーティストの才能と継続的な努力、そしてノウハウを持つ会社の全面的な投資と信頼という2つの相乗効果によって発展してきました。成功と失敗を事前に予測することが難しい不確実な状況において、会社の長期的な支援が事前に提供されなければならないことは、大衆文化、特にK-POP産業の必須の特性です。会社の事前支援は、会社とアーティストが一定期間共に成長できるという期待と信念に基づいており、専属契約は、このような前提に基づいて双方の合意によって締結された契約です。

この基本合意が守られなければ、長い間不確実性に耐え、投資という名の下に全幅の信頼を置いてきた会社の努力は無力となり、どこにも補償されなくなります。つまり、この業界に対する体系的な支援、投資、システムの向上は期待できなくなり、多くの人々の汗と夢によって急速に発展してきたK-POP業界の成長の好循環が壊れてしまうことを最も懸念しています。

NewJeansとの取り組みに対するADORの立場は変わりません。専属契約の有効性に対する裁判所の判断を求めることとは別に、アーティストとの十分かつ誠実な話し合いが絶対に必要だと考えています。ADORの役員とスタッフの再三の切実な要請にもかかわらず、まだアーティストとコミュニケーションする機会は得られていませんが、アーティストと当社との間の不必要な誤解を解くために努力を続けていきます。NewJeansの音楽を愛してくれる方々に、より良い活動で報いることができるよう最善を尽くします。ADORとNewJeansのメンバーが賢明に現在の状況を乗り越えられるよう、引き続きご支援とご声援をお願い申し上げます。