TWICEやStray Kids、ITZY、NMIXXらを擁するJYPエンタテインメントが計画していた新社屋の建設に、思わぬ問題が浮上しています。
ソウル・江東区高徳洞に計画されているJYPの新社屋について、隣接する土地の用途変更をめぐり、会社側が計画の見直しを進めていることが報じられました。
JYPは2023年、約755億ウォン(約88億円)で高徳洞の土地を取得し、新社屋の建設を計画。
今年4月には建築許可を取得し、2026年下半期からの着工を目指していました。
新社屋は地下5階、地上17階という大規模な建物で、約800人を収容できる公演会場のほか、地域住民も利用できる文化・レクリエーション空間などが計画されています。
隣接地の用途変更が問題に
ところが、今回問題となっているのが新社屋のすぐ南側にある土地です。
JYPが土地を取得した当初、この約1万3261㎡の土地は公園用地として指定されており、新社屋から約20メートル離れた場所に高層建築物が建つ可能性は低いと考えられていました。
しかし、その後この土地の用途が変更され、最大400%の容積率が認められる可能性があることから、18~19階程度の建物が建設される可能性が浮上。
JYPの計画する17階建ての新社屋を上回る高さの建物が、すぐ隣に建つ可能性が出てきました。
問題は単純に「景色が悪くなる」ということだけではありません。
JYPは新社屋の設計において、アーティストや社員のプライバシーや安全面を重視していたとされており、隣接地に高層建築物が建つことで、こうした当初の設計思想に影響が出る可能性があります。
JYP側も、周辺環境が当初の想定から大きく変わることで、社員のプライバシーや社屋の安全、事業運営にリスクが生じる可能性を指摘しています。
JYPは新社屋を断念するのか
現在、JYPは新社屋の建設計画を保留し、今後の対応を検討していると報じられています。
隣接地を以前の公園用地に戻すことについて、ソウル住宅都市公社(SH)から難しいとの回答を受けたことも明らかになっています。
JYPは、
「今後どのように対応するか、さまざまな可能性を検討している」
という趣旨の説明をしています。
現時点で新社屋の建設を正式に断念したわけではありません。
ただ、すでに土地を取得しているだけに、計画をそのまま進めるのか、設計を変更するのか、それとも別の選択肢を取るのか、JYPにとって大きな判断を迫られることになりそうです。
TWICEやStray Kidsらの拠点にも影響?
JYPが新社屋の建設を計画した背景には、事業拡大に伴うスペース不足がありました。
TWICEやStray Kidsをはじめ、ITZY、NMIXX、NiziU、DAY6など、多くのアーティストを抱えるJYPにとって、より大規模な活動拠点を確保することは今後の事業展開にも関わる重要な計画です。
今回の問題は、JYPの業績悪化によって新社屋計画が頓挫したという話ではありません。
むしろ、かなり具体的に進んでいた大型プロジェクトが、隣接地の用途変更という予想外の問題によって立ち止まったという点が大きなポイントです。
新社屋はJYPの今後を象徴するプロジェクトの一つだっただけに、今後どのような判断を下すのか注目されます。
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