IVEのチャン・ウォニョンに関する虚偽情報を繰り返し発信していたYouTubeチャンネル「タルドク(脱オタク)収容所」の運営者A氏に対し、ソウル中央地裁は5000万ウォンの損害賠償をスターシップエンターテインメントに支払うよう命じました。
6月4日に開かれた本件の初公判期日で、裁判所は「被告は原告に5000万ウォンと遅延利息を支払うこと」との判決を言い渡しました。当初は4月23日に判決が予定されていましたが、延期されていました。
この損害賠償額について、裁判所は以下の点を考慮したとしています。
- 問題となった動画の本数と内容
- スターシップエンターテインメントの業界内での地位
- チャン・ウォニョンおよびIVEにおける重要性
- A氏が「サイバーレッカー」として社会的に物議を醸していた事実
- 該当動画の再生回数が1本あたり10万~100万回にのぼること
スターシップは2022年11月以降、A氏に対して民事・刑事の両面で訴訟を起こしており、海外での法的対応も進めています。A氏は、情報通信網利用促進および情報保護に関する法律に基づく名誉毀損および侮辱罪で起訴されています。
また、ウォニョン個人としてもA氏に対して1億ウォンの損害賠償を求める訴訟を提起。2024年1月、ソウル中央地裁民事控訴部はウォニョン側の勝訴とし、A氏に対し5000万ウォンの支払いを命じました(※一審では1億ウォンの支払い命令)。
さらにA氏は、BTSやカン・ダニエルなど、他のK-POPアーティストに関しても虚偽情報を拡散してきたとされており、YouTubeチャンネルを通じて約2億5000万ウォンの利益を得ていたことも明らかになっています。現在、このチャンネルは削除されています。
A氏は他の訴訟でも敗訴しており、例えば:
BTSのVとジョングク:2024年2月、ソウル西部地裁がA氏に対し、Big Hit Musicへ5100万ウォン、Vへ1000万ウォン、ジョングクへ1500万ウォンの損害賠償を命じる判決を下しています
カン・ダニエル:2023年11月、ソウル中央地裁がA氏に対し3000万ウォンの支払いを命令
・IVEウォニョンらへの嫌がらせで執行猶予判決を受けたタルドク収容所運営者、判決が甘いとして控訴される
・IVEウォニョンらへの嫌がらせで有罪、2億ウォンの罰金、タルドク収容所運営者