SEVENTEENスングァン HYBEレポートに反旗「これ以上、人が傷つく姿を見たくない」NMIXXへウォンの手紙も引用

10月24日に行われた国会文化体育観光委員会の監査で、HYBEが「音楽業界レポート」を社内役員に回覧していたことが明らかになりました。

約18,000ページに及ぶこの文書には、SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメント、その他さまざまな事務所のK-POPアーティストに関するコメント、彼らの容姿やスキルに対する悪意のあるコメント、未確認の噂の共有、彼らに対するバイラルマーケティング戦術を実行する計画の議論などが含まれています。

レポートの約20ページがオンラインでリークされ、世間から強い反発を招いています。

そんな中、SEVENTEENのスングァンはこの内容に対しHYBEを批判する内容のコメントを長文で自身のインスタグラムに投稿しました。

投稿は「もうこれ以上、人が傷つく姿を見たくない」の一文で始まり、「これまで起きた多くの出来事を見守りながら、それでもなんとか過ぎていくだろうと思って自分の気持ちを落ち着かせ、これまでそうだったようにメンバーと一生懸命活動してきた」「だが、今は傷つく身内の人間、僕のファンやグループメンバー、この瞬間にも一生懸命活動しているすべての仲間のためにこれ以上沈黙できないと思った」と続けました。

スングァンは昨年、最愛の親友を亡くしているため、こういった発言をせずにはいられなかったのかもしれません。今回のHYBEのレポートにHYBE所属アーティストが否定的なコメントをするのは初めてです。今後も同様の投稿が続くか注目が集まっています。

スングァン投稿全文

以下、スングァン投稿全文です。

もうこれ以上、人々が傷つく姿を見たくないです。

これまで起こったすべての出来事を見ながら、いつかは過ぎ去るだろうと気持ちを抑え、いつものようにメンバーたちと懸命に努力してきました。しかし、ただこの状況を見ながら火が消えることを願うだけではもう無理です。今この瞬間も懸命に働いている仲間たち、ファンの皆さん、メンバー、傷ついている仲間たちのために、これ以上黙っていられないと感じています。

これは、ある人にはおせっかいに、ある人には性急な投稿に思えるかもしれませんが、私はまだ勇気を奮い起こしています。芸能人は私が選んだ仕事であり、多くの愛を受けるために耐えなければならない部分もありますが、自滅するまで耐え、死ぬまで傷つく仕事ではないと思います。

ただ、与えられた仕事に最善を尽くし、責任を持って、私を愛してくれるファンの皆さんに報い、私が与えることができる良いエネルギーをさまざまな形で共有したいと思いました。だから、負担もプレッシャーも、肉体的・精神的疲労も、言葉では言い表せないほど大きいのは事実です。

それでも、この瞬間をやり遂げなければなりません。理性的に捉える人もいれば、前向きに笑う人もいれば、困難ではあるが、自分たちが選んだのだから耐えなければならないと適応し、なんとか耐える人もいますが、今日はその理由が特に厳しく残酷に感じられます。

晴れの日もあれば曇りの日もあるように、私にとって今日はとても曇っています。私も前向きに乗り越えようとする日があります。私もどんなことがあっても笑顔でいようとする日があります。でも今日はそれが簡単ではなく、今この瞬間に傷ついている人たちに申し訳なく思います。その人たち全員を抱きしめることができないのも悔しいです。

私の拙く不器用な言葉が誰かの心に響くだろうか、誰かの慰めになるだろうか。メンバーをはじめ、K-POPという大きな業界で懸命に働いている私の知っている同僚や友人たちは、純粋にこの仕事を愛している人たちです。

真摯であるがゆえに傷つくこともあり、愛しすぎるがゆえに虚しさを感じることもあるが、それでも自分やメンバー、家族、ファンのために愛を与え、愛を受け取りながら日々を生きている。

私がはっきり伝えたいのは、私たちは軽々しく評価されるほど楽に順調に仕事をしてきた人間ではないということ。私たちは十分に苦しみ、崩壊し、なんとか乗り越え、ファンのためにステージの上で最高の姿をお見せするために粘り強く努力してきた。アイドルを軽く見ないでほしい。

私たちの物語に簡単に介入する権利はない。私たちだけでなく、他のアーティストも私たちはあなたの物ではない。私たちを好き勝手に利用し、楽しんでいいと思わないでほしい。

音楽番組のプロモーションだけで体力は消耗する。その間、広告、イベント、公演など、予定されている活動もこなしているが、最近は私以上に笑顔で温かく迎えてくれる同僚が多い。そんな時はいつも笑顔で挨拶を返す。私が彼らにできることはこれだけです。

明るい笑顔で挨拶してくれる瞬間は貴重でありがたいですし、形式的な挨拶の後に渡されるアルバムに書かれた同僚の一言でも疲れた時に力になります。みんな怪我をせずに健康で働けることを願うばかりです。

チャレンジ文化も好きです。親しい関係に関わらず、一緒にチャレンジ動画を作ったり、ステージ以外の場所でお互いの曲に合わせて踊ったりするのは、青春真っ盛りの時に小さな思い出でも一緒に作れる美しいものです。ファンの皆さんが楽しんで見てくれたらもっといいです。お互いを知らなくても、撮影が終わった時のぎこちなくて恥ずかしい雰囲気の中で「昇格を待ってるよ」と小さな励ましの言葉を交わせるのが好きです。

尊敬の気持ちで会って、少しでもお役に立てることは意味があり、ありがたいことです。

まず僕が努力しなければなりませんが、僕たちがもう少し温かくなれたらいいなと思います。温かく見守り、支え、愛し合い、お互いに温かく接すれば、少しは良くなるかもしれません。誰かが崩れ落ちて諦めてしまう姿は本当に見たくないです。責任を取れない傷を与えるのはもうやめてほしいと心から思います。メンバーたち、今一生懸命頑張っている同僚たち、僕たちのために誠実に働いてくれたスタッフ、そしてファンの皆さんがこれ以上傷つく姿は見たくないです。この瞬間にも僕たちを温かく愛してくれて応援してくれるファンの皆さんにごめんなさい、愛していますと伝えたいです。

へウォンからの手紙

スングァンは、NMIXXのヘウォンがNMIXXの最新アルバム「Fe3O4: STICK OUT」をプレゼントした際に送られた心のこもった手紙の画像も投稿しました。

へウォンの手紙の内容は次の通り。

人々に笑いと喜びを与えることほどやりがいがあり、意味のあることはないと思います。
そういう意味では、アーティストとして、またバラエティ番組への出演を通じて、あなたは人々に数え切れないほどの贈り物を分け与えているようです。

特にあなたの音楽は私に大きな影響を与えました。
それは私にとってモチベーション、共感、思い出、そして時には慰めの源でした。
あなたがすべてのことに真摯に向き合ってきたからこそ、それが可能だったのです。私もいつか誰かに真摯さを分かち合えるほど成長したいです。それまで見守ってください。

ありがとうございます。

ヘウォンからブ・スングァン先輩へ。