4月29日に発売されたIVEのミニアルバム「IVE Switch」。昨年10月の「I’ve Mine」以来、半年振りのカムバックでしたがその初動成績などについて考察していきたいと思います。
音盤成績について
「IVE Switch」の初動販売は「1,318,467枚」でした。
「I’ve Mine」の初動販売成績は「1,605,948枚」でしたので約18%成績を落としたことになりますがガールズアイドル史上初動ランキング6位の好成績となっています(「I’ve Mine」は3位)。
「I’ve Mine」まで右肩上がりに成績を伸ばして来ましたが、初めて初動成績が前作割れとなりました。
デイリーベースの成績では5日目までは前作とほぼ同じ曲線を描き、6日目からの伸びが前作ほど伸びませんでした。「I’ve Mine」は6日目、7日目でどこかの国の売り上げが大幅に加算され、「IVE Switch」ではその加算が発売の遅れなどで反映されなかったのではないかと推測されます。
例えば日本での発売日は5月8日で、初動成績の集計期間を外れています。
音源成績について
タイトル曲「HEYA」はユニークリスナー30万越えで音源強者であることを証明しました。ある地点ではmelon、flo、Genie、Bugs、4つのチャート全て2位までは達成することはできましたが、PAKやRAKを達成することはありませんでした。
参考までに6月22日10時時点の「HEYA」の各チャート順位は以下の通りです。2か月近く経つ現在でも音源で強さを示しています。
Genie:3
FLO:3
Melon:6
Bugs:7
IVEは、After LIKE、Kitsch、I AM、Baddieと4曲連続でPAKを達成してきましたが、ここで途切れることとなりました。
音楽番組の獲得冠数
結論からいうと今回のカムバックは音楽番組のタイトルは無冠という結果となりました。
今回のカムバックはSeventeen、ZICOと被り、何度も1位候補にノミネートされましたが、あと一歩のところで1位を逃しています。約2か月経つ6月17日週でも1位候補にノミネートされています。
これまで他のアイドルグループはIVEに何度も1位を阻まれるという無類の強さを誇ってきました。おそらく、最もカムバックが被りたくないグループがIVEだったのではないかとすら思われます。今回無冠に終わったことを糧に次回の強烈なカムバックに繋げてほしいと思います。
パート割り(HEYA)
HEYAのパート割りですが、今回はリズのパートが大幅に増えています。また、イソが今回のカムバックから本格的にラップラインに参加しています。
総評
初動販売成績が前作割れした件について、6月現在、「IVE Switch」は2024年に発売されたガールズグループアルバム販売数1位の170万枚を超えてきており(Circle album chart)、また、音源でも最上位をキープしいていることから順調なカムバックだったと言えると思います。
様々なコメントを見ると、「「Accendio」中心に活動してほしかった」という声もある一方、「HEYA」を高く評価する声も多く、力の入れどころが悩ましいところもありました。曲がリリースされた時、「HEYA」と「Accendio」は「Kitsh」と「I AM」のような関係になるのではないかと言われていましたが、「Accendio」が思ったより伸びなかった印象です。ですが、6月現在、少しずつチャートを逆走しているのでここに来て「Accendio」が認知されてきています。今後の伸びに期待したいです。
第4世代だけでなく、第5世代にも「ILLIT」「BabyMonster」と強烈な力が育ってきており、好成績を維持するのが難しくなってきています。
次回のカムバックでは今回無冠に終わったことを糧に、「I AM」「After LIKE」のような、他を寄せ付けない強烈なカムバックを期待したいと思います。
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