NMIXXはジェジェのユーチューブチャンネル「文明特急」に出演し「独島は我が領土」を歌ったと報道され、非難を受けています。
SNSやヤフーのコメントを見ていると歪曲された事実や報道記事を見てコメントしていると思われますので、この番組で何が起こったのか正確に振り返りたいと思います。
歌唱の箇所は20:50~
「独島は我が領土」を歌ったのか
「独島は我が領土」は1982年に韓国で発売された楽曲です。
文字通り独島は韓国の領土との主張を歌ったもので、韓国では広く知られている曲です。
そしてNMIXXが歌ったのは「独島は我が領土」ではなく、約5年前に流行った「独島は我が領土」を含む4曲のMIXソング(替え歌)です。
<MIXソングの4曲>
①SHINEE「Lucifer」(オロナミンCのCM)
②独島は我が領土
③ポケモン
④童謡「ワニの群れ」
今回NMIXXは独島は我が領土を部分的に歌っていますが、「独島は我が領土」というこの歌を象徴するメインの歌詞は歌っていません。
今回NMIXXが歌唱した歌は正確には「独島は我が領土」ではなく、「5年前に流行った替え歌の一部を歌った」になります。
ですが、このことを考慮したとしても「独島は我が領土」の歌詞の一部が組み込まれているのは事実なので「独島は我が領土」を歌ったと捉えられても仕方がない部分もあります。
替え歌を歌ったことによりどのような影響があったか
韓国ではもちろん問題視されていません。
日本では替え歌を歌ったことが「独島は我が領土を熱唱」のように偏向報道され、SNS等で批判を受けることとなりました。中には「こんなアイドルを応援している人間は売国奴」のような強烈なコメントもありましたが、批判のコメントのほとんどは記事のタイトルだけを見て事実を確認せずにコメントしていると思われます。
歌唱を断ることはできたのか
今回のNMIXXの歌唱はNMIXX側からではなく、番組からの要望で歌っていると考えられます。
その要望をNMXXが断れるかどうかについて、過去にKARAや東方神起が独島に対する言及を断った事例がありますが、彼らは日本デビューしており、一定のステータスを築いたから断れるのであって、日本デビューもしていない駆け出しのNMIXXが番組の要請を断れるかを考えると非常に難しいと思います。また、その判断はNMIXXではなく事務所にあると思いますし、断れるタイミングはあったと思います。
誰に責任があるのか
今回のNMIXXの歌唱はNMIXX側からではなく、番組からの要望で歌っていると思われます。また、NMIXXの歌唱後のコンプライアンスチェックはNMIXXが所属するJYPが行っていると思われます。
そのため責任は番組の制作側かコンプライアンスチェックOKを出したJYPかどちらかにあると考えます。JYPはNMIXXがこの曲を歌うことがどれだけの影響があるかはわかっていたはずなので、配慮が足りなかったと思います。
今後はどうなるのか
今後は謝罪、動画削除などのアクションは無いと推測します。
理由として謝罪や動画削除を行った場合、韓国側で非難を浴びることとなり、それは日本の炎上の比では無いからです。そのため、嵐が過ぎ去るのを待っているという対応を選択していると思われます。
2024年には「Show! Music Core in Japan」出演のため来日しており、日本での知名度が上がってきています。また、NMIXXはJYPのこれまでの先輩グループのタイムテーブルに照らし合わせた場合、2025年前半に日本デビューするという噂もあり、今回の騒動が日本デビューに影響するのか注目したいと思います。
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