LE SSERAFIMが所属する「Source Music」が、NewJeansが所属するADORのミン・ヒジン代表に対し、損害賠償訴訟を提起しました。訴訟の内容は業務妨害、名誉毀損および侮辱によって被害を受けた損害賠償訴訟によるものです。
ミン・ヒジン代表は4月25日の記者会見で、当初HYBE傘下最初のガールズグループはNewJeansになる予定だったが、HYBE側がこれを覆し、先にLE SSERAFIMをデビューさせたと説明しました。
Source Musicはミンヒジンの発言が、「LE SSERAFIMがNewjeansに被害を与えたグループ」という妄想を引き起こし、結果として深刻な悪質コメントに苦しめられるなど被害を受けたと主張しています。
LE SSERAFIMは2024年に入り、音楽番組のアンコール、コーチェラの歌唱、ウンチェ発言の切り抜きとミン・ヒジン代表の発言によりネガティブなコメントが増え、SNSコメントを封鎖しています。
Source Musicはミン・ヒジン代表が「NewJeansメンバーを直接キャスティングしたと主張」、「NewJeansをハイブ初のガールズグループとしてデビューさせるという約束を覆したと主張」、「Source MusicがNewJeansメンバーを放置したと主張」したことにより、LE SSERAFIMにネガティブなイメージを植え付けたことを問題視しました。
裁判の争点としてはミン・ヒジン代表の発言と損害を結びつけて立証しなければならないため、その他様々な要因があるなか立証するのはハードルが相当高いと思われます。
日本では子会社同士の訴訟の例がほとんど存在しないため判例について不明ですが、裁判所側としては原告と被告が同じHYBE傘下であるためグループとして解決するように命じる可能性も無きにしもあらずかと思われます。
HYBEは4月、「ADOR」の経営権の奪取を試みたとして、ミン・ヒジン代表を業務上背任の疑いで告発。ミン・ヒジン代表主導で計画が立てられたという具体的な事実の確認と、証拠を確保したと伝えました。ミン・ヒジン代表側は「持分構造上、経営権の簒奪が不可能だ」として疑惑を否認しています。
HYBE側がミン代表の解任を試みるとミン・ヒジン代表側はソウル中央地方裁判所に議決権行使禁止仮処分を申請、ソウル中央地方裁判所は5月30日、「現在までに提出された主張と資料だけでは、HYBEが主張する解任の事由が十分に疎明されていないと判断する」と説明し、議決権行使禁止仮処分申請を認容しました。
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